BDIHでは、オーガニック栽培や野生採取の植物原料を使うこと、合成着色料・香料の使用禁止、遺伝子組み換え原料の使用禁止、防腐剤は天然成分を使うことなど厳しい基準があります。また、動物実験の禁止や、リサイクル可能な容器を使うことなど、環境のことを考えた項目も含まれているのが特徴です。
アメリカ USDA
アメリカのオーガニックコスメブランドはアメリカ農務省(USDA)の認可を受けることができます。日本でもファンが多いジョンマスター・オーガニックやDr.ブロナーなどもUSDAの認可を受けています。
via www.usda.gov
USDAではオーガニック原料が95%以上使用されていること、遺伝子組み換え原料の禁止、オーガニック原料収穫前3年以上は禁止されている物質の使用をしていないことなど細かい基準が設けられています。
イギリス SoilAssociation
イギリスのオーガニック製品の80%が認定を受けているという機関です。水以外の70%以上の成分がオーガニックであり、遺伝子組み換え原料の禁止、栽培方法の規定など、その他のヨーロッパの規定よりもさらに細かい基準が設定されています。
via www.mulondon.com
ヨーロッパにはここで紹介した以外にもたくさんのオーガニック認証機関があり、ヨーロッパ全体で活動しているものや、各国で定められているものもあります。ヨーロッパ以外でも、アメリカやオーストラリアもオーガニック認証に力を入れている国といえるでしょう。
日本のオーガニックコスメを選ぶときは?
海外には厳しいオーガニック認証がいくつもあるということがわかりました。海外のオーガニックコスメならこれらの認証を受けているということがコスメを選ぶ基準になるかもしれませんが、日本の場合はどうでしょうか。日本では「オーガニックコスメ」という表記はメーカー任せになるので、本当にオーガニックコスメかどうか信じがたいものです。中には、謳い文句と中身がぜんぜん違うということもあるので気をつけるようにしましょう。
ですが、ちゃんとした日本のオーガニックコスメには先程ご紹介したような海外のオーガニックコスメ認証を受けているものもあります。海外の厳しいオーガニック認証を取得しているかどうかが選ぶときの1つのポイントになりますね。