20代以降は吹き出物！大人ニキビを治す3つのポイントとは？

思春期ニキビは成長期に伴うホルモンバランスとアクネ菌の繁殖が主な原因なので、こまめな洗顔で清潔に保っていれば、自然と治るもの。しかし、20代以降にできる大人ニキビは、アクネ菌に加え、乾燥により肌のターンオーバーが崩れることが原因です。ターンオーバーのバランスが崩れる要因は、肌の乾燥の他に間違った洗顔法・ストレス・紫外線・喫煙・寝不足・食生活の乱れ・メイク・冷え・便秘・生理周期など、大人の生活習慣によるものが多く、そのためになかなか治らず、繰り返し出来てしまうものなのです。

ニキビの原因になるアクネ菌は、油分を栄養として繁殖するので、皮脂を控えることが大人ニキビでも大切になります。しかし、洗顔料をたっぷり使ってゴシゴシ洗ってしまっては、かえって肌を乾燥させてしまいます。大人ニキビ対策の正しいスキンケアをしましょう。

・肌のターンオーバーのリズムが崩れているので、古い角質を取り除き、新陳代謝を促すピーリングを取り入れましょう。ターンオーバーの時期と合わせて月に1回程度、生理前に行うと効果的です。

・肌の乾燥対策として、洗顔後は化粧水でたっぷりと水分を与え、油分の多い乳液やクリームを薄く伸ばし、水分が逃げないように肌に蓋をしましょう。基礎化粧品を大人ニキビ用の物に変えるのも効果的です。

・メイクでも油分の多いリキッドタイプのファンデーションではなく、パウダータイプのものが良いです。化粧下地も油分を含んでいてはニキビを悪化させてしまうので、乳液やクリームを塗った上から直接パウダーを重ねるか、保湿成分配合のしっとり系ファンデーションを使うようにしましょう。また、毎日使うパフやブラシは雑菌の繁殖を抑える為、新しいものにチェンジすることも大切です。

「お肌のゴールデンタイム」と聞いたことはありませんか？これは成長ホルモンが活発になる夜の10時～深夜2時のことを指して言います。ストレスや寝不足といった大人の生活そのものが大人ニキビの原因とも言えます。中でも、睡眠不足はホルモンバランスの乱れや、免疫力の低下、新陳代謝の低下を引き起こしてしまうので、大人ニキビだけでなく肌荒れの原因です。
美肌作りには、毎日6時間以上の睡眠をとることが重要。カフェインやアルコールを避けて質の良い睡眠を確保することと、寝る前のスマホでうっかり夜更かしを避けるだけでも効果があります。

食事のバランスは取れていますか？ニキビの要因の一つには食生活の乱れも含まれます。インスタント麺や揚げ物、肉類、スナック菓子などの油分が多いものが良くないのは思春期と変わりません。他にも辛い刺激物や、カフェインを含むチョコレートやコーヒー、またアルコールも体内で分解されるときにビタミンを使ってしまうので控えた方が良いです。毎日充実した食事をとるのも難しいので、皮膚の新陳多謝を高め、皮脂の分泌を抑える働きのあるビタミンBを含んだサプリメントなどを上手に取り入れて、不足がちな栄養バランスを補うようにしましょう。

大人ニキビを治す即効性のある方法はあまりありません。生活習慣を見直し、保湿ケアを続けることで長期的に根本から治していくことが大切です。劇的な効果は表れませんが、続けることでお肌だけではなく、体全体が健康になることばかりなので是非今日から始めてみて下さい。