気化熱とは、液体が蒸発するときに熱を奪う性質のことを言います。たとえば、暑い日に地面に水を撒く打ち水も、地面の水が蒸発するときに熱を奪うため、少し涼しく感じられるようになるんですよね。
同じ原理で、「ひんやり氷シャワー」で氷水をスプレーすることで、まずは氷水がひんやりと気持ちよく感じられ、その水が蒸発するときに、服や体表面、周りから熱を奪うことで涼しく感じられるようになるんです。
ひんやり氷シャワーの使い方
上でご紹介した通り、ひんやり氷シャワーはとっても簡単に使うことができるシンプルなアイテムです。ですが、氷水を入れて使用するアイテムなので、中身が漏れてしまわないように気をつけなければなりません。効果的に、安全に氷シャワーを使うために気を付けたいポイントをご紹介します。
①すべてのパーツを水洗い
氷のうの中身をスプレーして使うアイテムなので、すべてのパーツをきれいに保つようにしましょう。
ひんやり氷スプレーを使った後は連結パーツを外して、氷のうを水かぬるま湯で丁寧に押し洗いします。お湯や洗剤、乾燥機を使うと氷のうを傷めてしまうので、水かぬるま湯だけで洗います。
洗った後は水気をふき取って、氷のうを下に向けて陰干しします。しっかり乾かさないとカビが生えたり、ニオイがついてしまったり、劣化が早くなってしまうのでお手入れも気をつけましょう!
②氷水を入れる
まず氷だけを入れるときは氷のうの2/3くらいまでにしましょう。氷を入れすぎるとスプレーのストローチューブ部分が折れたり、曲がったりする恐れがあります。