パラベンとは?
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パラベンという言葉を耳にしたことはありますか?パラベンは防腐剤をして使われているもので、成分表示ではパラオキシ安息香酸◯◯という名前で書いてものです。防腐剤という名前からわかる通り、ものが腐ってしまうのを防ぐ働きがあります。安全性も高く、低刺激なことから化粧品や医薬品、食品、飲料水などにも使われているのです。
パラベン入りの化粧品
パラベンは化粧品に多く含まれていますが、どうしてパラベンフリーやノンパラベンといったパラベンを敬遠する傾向があるのでしょうか。2001年以降から現在にかけては化粧品の全成分が記載されなければいけませんが、それより前は違ったのです。
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パラベンがさけられるようになったのは、1965年に厚生労働省が薬事法で制定した表示指定成分というものが関係しています。この表示指定成分というのは、個人によってはお肌のトラブルやアレルギーなどの反応がでてしまう可能性がある成分なので、記載されなければならないものなのです。この中にパラベンも含まれていました。
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ですがパラベンは防腐剤の中でも最も安全性が高いとされており、化粧品に配合される量は全体の1%未満と定められています。実際のところ、化粧品に含まれているのは0.1〜0.5%くらいなのです。パラベンは昔から使われてきた防腐剤の一つですが、昔の表示指定成分で会ったと言うだけで未だに避けられているのです。
パラベンフリーの化粧品
パラベンフリーやノンパラベンの化粧品にはパラベンが使われていませんが、その分化粧品が腐りやすくなってしまいます。カビが生えたり、腐ってしまった化粧品は肌の異常やトラブルを引き起こしてしまうので、パラベンフリーの化粧品にはパラベンの代わりの防腐剤が含まれているのです。
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たとえばその例として挙げられるのが、緑茶由来の防腐剤のフェノキシエタノールです。こちらはパラベンよりも防腐剤としての能力が弱いために、パラベンよりも多く配合されています。天然由来の防腐剤であったとしても、その配合量の多さから逆にお肌にとって負担となってしまいかねないこともあるのです。
最後に
パラベンは避けられがちな成分ではありますが、その効果の高さから含有量も低く、決して悪いものではないということがわかりましたよね。化粧品を選ぶときにはメインの成分だけではなく防腐剤にも注目して、自分のお肌に合うものを選ぶようにしたいですね。
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