日本で外食するときには、食事の前におしぼりを渡されることもおおいですよね。海外ではあまり見かけないおもてなしですが、ここにもお水の違いが表れるのです。
日本の軟水を使うおしぼりは柔らかくて使いやすいのが特徴です。お店で出されるおしぼりに対して「なんかごわごわしてて使いにくいな」という印象は特に持たないですよね。
ですが、カルシウムやマグネシウムの多い硬水を使っておしぼりを作ると話は別です。硬水に含まれているカルシウムやマグネシウムがおしぼりに付着することで、おしぼりの柔らかさを損ねてしまうのです。
おしぼりをごわごわにさせてしまう硬水。もしこれで顔を洗ったとしたら、肌にカルシウムやマグネシウムが付着してしまうので、おしぼりのように柔らかさが損なわれてしまうかもと心配になります。
ヨーロッパでは水の使用を控える美容法がいろいろ
硬水で洗顔すると水に含まれているカルシウムやマグネシウムによる肌への影響が気になるところ。そこで、ヨーロッパでは肌への負担を小さくするために、あえて洗顔を少なくする水クレンジングやシャンプーを減らして髪や頭皮への刺激を和らげるドライシャンプーなどの美容法やアイテムが使われているのです。
日本は軟水がメインだからこれらのアイテムを使っている人はまだまだ少ないですよね。でも、軟水の国だからといって、日本の水にもカルシウムやマグネシウムが全くふくまれていないというわけではありません。水によるお肌への刺激を考えるスキンケアが日本でも広がってきているのです。
そこで最近日本でもよく見かけるようになったのが、スプレータイプの化粧水。ラロッシュポゼのターマルウォーターやエビアンのフェイシャルスプレー、アヴェンヌウォーターなどのミストを見かけたことがある人も多いのでは?
via ameblo.jp
これらの水はスプリングウォーターや温泉水と呼ばれる採水地の地域ごとにミネラルバランスが異なるのが特徴です。日本では出会えないヨーロッパの様々な地域で採水された天然水をボトリングしています。